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「見て感じたことを書いてください。あきれています」
中国戦後レフェリーについて聞かれた反町監督はこう答えた。
「怒る」というより「あきれる」そんな言葉がぴったりの試合だった。
オリンピックを1年後に控えた中国で開催されている4カ国トーナメント。
審判団は全て中国人。
たとえFIFAの主催ではなくてもスポーツには最低限のルールがある。
ただでさえ日本と中国の対戦は歴史的、政治的背景からとてもデリケートな試合に
なるのに、それを自国の審判でコントロールしようという考えが理解できない。
そういう目でみてしまったからかもしれないけど、試合を見ていると明らかに
中国選手の危険なファウルが流された場面が何度かあった。どちらか一方に有利な
笛を吹くということは、こういう危険な場面を増やす原因にもなる。ケガ人が
出なかったからよかったものの、まだまだ先の長い若い選手達が負傷してしまう
可能性もあった。その辺りまで大会の主催者は考えていたのだろうか?
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◆関連記事 完全アウエーでの収穫 スポーツナビ China tie Japan 0-0, Botswana nip DPRK 1-0 北京五輪公式(英語) |
「こっちが体を入れてディフェンスしたら、笛が鳴る。相手は汚いプレーをして
くる。そういう中で90分通して勝つことを意識していました。向こうの方が
ダメージが大きいでしょ。勝たなあかんでしょ、この状況で。向こうの方が痛い」
安田理大の試合後のコメント。
まさにこの言葉通り。自国の試合で笛を吹かされた審判もかわいそうだけど、
その状況で絶対に勝たなければならないとプレッシャーをかけられた中国の選手も
かわいそうに思えてくる。
一般論になるけれど日本人は感情を表に出さないと言われる。国際的な場面では
それが裏目にでることが多いのだけど、ああいう試合ではその日本人の特徴が
いい結果を生み出すこともある。感情を表に出さない、つまり怒りやストレス
をうまくコントロールして選手達は完全アウェーの状況で冷静に引き分けという
結果を残した。
試合内容は別にして、これは評価できる点だと思うし、試合後選手達が口々に
言っているようにいい経験になったとも思う。
オシム監督の言う"逆境に強い日本人"というのを見事に証明してみせた試合だった。
「この10年で最も弱い五輪代表」
北京オリンピック公式サイトではU−22日本代表をこのように紹介している。
選手達には辛いかもしれないけど、これからオリンピックに向けてアジア最終予選を
戦う中でもっともっと厳しい状況を経験してほしい。
"最も弱い五輪代表" そんなことは2度と言わせないように。
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